home>キリスト教入門>聖書を読もう!>復活節 第2土曜日

聖書を読もう!

復活節 第2土曜日

使徒言行録 7.44~8.3

7章

44 わたしたちの先祖には、荒れ野に証しの幕屋がありました。これは、見たままの形に造るようにとモーセに言われた方のお命じになったとおりのものでした。

45 この幕屋は、それを受け継いだ先祖たちが、ヨシュアに導かれ、目の前から神が追い払ってくださった異邦人の土地を占領するとき、運び込んだもので、ダビデの時代までそこにありました。

46 ダビデは神の御心に適い、ヤコブの家のために神の住まいが欲しいと願っていましたが、

47 神のために家を建てたのはソロモンでした。

48 けれども、いと高き方は人の手で造ったようなものにはお住みになりません。これは、預言者も言っているとおりです。

49 『主は言われる。「天はわたしの王座、
地はわたしの足台。お前たちは、わたしに
どんな家を建ててくれると言うのか。わたしの憩う場所はどこにあるのか。

50 これらはすべて、
わたしの手が造ったものではないか。」』

51 かたくなで、心と耳に割礼を受けていない人たち、あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。あなたがたの先祖が逆らったように、あなたがたもそうしているのです。

52 いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺しました。そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。

53 天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした。」

54 人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。

55 ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、

56 「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。

57 人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、

58 都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。

59 人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。

60 それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

8章

1 サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。
その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。

2 しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。

3 一方、サウロは家から家へと押し入って教会を荒らし、男女を問わず引き出して牢に送っていた。

▲ページのトップへ