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聖人カレンダー
12月12日 グアダルペの聖母マリア
1531年12月9日、メキシコのグアダルペで、ミサに行く途中だった55歳のファン・ディエゴというインディオに、聖母マリアが現れた。
聖母マリアは、ディエゴに、彼女が出現したこの場所に大聖堂を建設するよう司教に求めるように頼まれた。彼が、このことを司教に話すと、司教は、聖母にそのしるしを残してもらうように言った。
12月12日の早朝、再び聖母の出現を受けたディエゴは、聖母にしるしを残してくださるように願った。すると聖母は彼に、バラの花を集めて司教のもとに持って行くように言われた。そこは岩の多い土地で、しかも冬であったためバラなど咲いているはずはなかった。しかし、ディエゴはその言葉に従った。すると、そこには本当に、美しいバラが咲いていた。
ディエゴは、そのバラを折り、着ていた外套に大切に包んで司教のところに持って行った。司教はそのバラを包んだ外套を見て驚いた。その外套には、美しい聖母の姿が写されていたのである。それは、出現された時と同じ姿であった。
現在、聖母が出現された丘には、聖母マリアにささげられた美しい大聖堂が建っている。
1754年、グアダルペの聖母マリアは、教皇ベネディクト14世によってメキシコの保護者とされ12月12日にその祝日が定められた。