聖人カレンダー
2月18日 聖クリスチアーナ・オリンガ修道女
1237年-1310年
クリスチアーナは、イタリア、フィレンツェの貧しい家庭に生まれた。幼いころに両親に先立たれたため、農家に引き取られ、そこで熱心に働いた。いつも感謝の心を忘れない美しい彼女は人々から慕われ、年ごろになると多くの縁談があった。しかし生涯を独身で神にささげたいと望み、ついに村を出て、町の一家庭で住み込みのお手伝いとして働いた。クリスチアナは読み書きこそできなかったが、神への知識はますます研ぎ澄まされ、人々を感化していった。
ある日、祈っていると「故郷で修道院を設立しなさい」との促しを受け、多くの困難に遭いながらも修道院を建てた。彼女のもとには志のある娘たちが集まり、貧しい人々などに献身的に尽くした。彼女自らは、院内の目立たない仕事を通して神と人々に奉仕しその生涯をささげた。
お手伝いの守護の聖人とされている。