聖人カレンダー
3月13日 聖エウフラシア修道女
382年ごろ-412年ごろ
エウフラシアは、コンスタンチノープルに生まれた。父は元老院議員で、ローマ皇帝テオドシウス1世の親戚であった。
幼くして父を失ったエウフラシアは、皇帝の勧めで元老院議員の息子と婚約した。しかし、7歳のときに母とエジプトに行って、修道院の近くに住み、たびたび修道院を訪れるうちに修道生活にひかれ、生涯を神にささげたいと思うようになった。
母の死後、12歳のときに、皇帝から婚約者と結婚するようにといわれたが、彼女は本当の望みを皇帝への手紙に書き、結婚を辞退した。そして遺産を貧しい人々に施してほしいと皇帝に依頼し、自らは修道院に入った。同僚の修道女たちの嫉妬によって苦しんだこともあったが、常に優しさと忍耐をもって、神と共同体に謙遜に奉仕した。