聖人カレンダー
7月14日 聖カミロ(レリス)司祭
1550年-1614年
カミロは、イタリアのナポリの貴族の家に生まれた。18歳のとき軍隊生活に入り、そこで、足に傷を受け、さらに賭博によって全財産を失った。足の傷は生涯彼を悩ますこととなる。25歳になって回心し、カプチン会の修道院に入ったが、傷がひどくなったので会をやめた。その後、ローマの病院に行き、病人を看護する決心をした。彼の回心に影響を与えたフィリポ・ネリのすすめを受け、神学を学び、司祭となって、2人の同志とともに「病人のしもべたち」という修道会を創立した。「病人のよいしもべは、病院で死ぬ」と彼がいっていたように、生涯を病人のためにささげた。彼の創立した会は、「聖カミロ修道会」として全世界に広まった。彼は病院・病人の保護者と呼ばれている。