聖人カレンダー
10月19日 福者ティモティオ・ジャッカルド司祭
1896年-1948年
1896年1月13日にクネオ県のナルツォーレに生まれた。彼は12歳のとき、ナルツォーレに派遣されたアルベリオーネ神父と出会った。当時、助任司祭だった神父は、信心深く、賢明で活発なジャッカルドに深い印象を受け、神父の世話でアルバ神学校に入学した。出版の使徒職に興味を持ち、1917年、アルベリオーネ神父が創立した聖パウロ修道会に入会し、2年後に司祭に叙階された。
柔和で勤勉、忍耐深かった彼は、記事の執筆、編集をはじめ、志願者たちの養成、会計係や院長の役も担った。修道会の初期は、人びとからの無理解と経済的困難に遭遇したが、アルベリオーネ神父の片腕となって、兄弟たちを導き、修道会の土台を築いていった。特にマリアへの深い信心を持ち、謙虚で従順な彼は皆から愛された。
アルベリオーネ神父が創立した聖パウロ女子修道会、師イエズス修道女会の聖座法による認可にあたって、父親のように献身した。
1948年1月12日、師イエズス修道女会が教皇直轄修道会として認可されたが、このころ、彼は急性白血病と診断された。12日後の1月24日、アルベリオーネ神父やシスターたちの見守るなか、祈りのうちに天の国へと旅立った。
1989年10月22日、聖パウロ修道会創立75周年の年に、ローマの聖ペトロ大聖堂にて、教皇ヨハネ・パウロ2世により、列福された。