マルコで祈る
→ INDEX-6 (マルコ3.13~ ) → INDEX-5 (マルコ2.20~3.6)
→ INDEX-4 (マルコ1.4~20) → INDEX-3 (マルコ1.21~38)
→ INDEX-2 (マルコ1.40~2.9) → INDEX-1 (マルコ2.10~19 )
立ち去られた
マルコ3.7
これまでイエスは、たえず歩き、入り、出ていた。
それが今、「立ち去る」。
逃げるわけではない。
敵が怖くて、戦いを放棄するのではない。
ふさわしい時が来れば、ふさわしい方法で対決することになる。
その戦場こそはエルサレムだ。
イエスは親しい人々と水入らずの時を過ごす。
彼らに自分を現し、彼らにつき添って、ゆっくりと歩み方を教育する。
新しい段階が来たので、新しい作戦が必要なのだ。
イエスが最後に「立ち去る」ときのまえぶれがもう感じられる。
地上から上げられて、
すべての人を自分のもとへ引き寄せる時の予感だ(ヨハネ12.32)。
『思い起こし、物語れ』上 より