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女子パウロ会ニュース
いつもほほえんでいたSr.福岡、天国へ
2012/03/29
3月25日、四旬節第五主日の昼過ぎ、神奈川県秦野市の病院で、Sr.マリア・フィオレンツァ福岡光(てる)が、天に召されました。80歳になったばかりでした。姉妹たちの心に残るSr.福岡は、「笑顔」です。おだやかにいつもニコニコとほほえんでいるシスターでした。
Sr.福岡は、1932年3月20日に北海道で生まれました。13歳で洗礼を受け、訪問宣教をしていたイタリア人のシスターたちと出会い、彼女たちに招かれて1955年4月、東京の修道院に入りました。
1959年6月30日、初誓願を宣立し、文化放送でラジオ番組の制作に携わった後、ローマに派遣されてイタリア語、神学と哲学を学び、1964年6月30日に、使徒の女王大聖堂で終生誓願を宣立しました。1966年に帰国した後は、院長や養成担当者、管区長、顧問という奉仕の使徒職に献身しました。
1999年の大聖年のときは、ローマに行き、バジリカで聖書を普及するという特別の使徒職に就き、巡礼で訪れる多くの日本人のためにも働きました。
2000年に日本に帰った後、アルツハイマーの症状が出始めました。少しずつ状態が悪くなって療養生活に入り、昨年の終わりに関西の施設から平塚の修道院の近くの施設に移りました。お見舞いに行くと、相変わらずのおだやかなほほえみで、訪問者をニコニコと迎えてくれました。一ヶ月ほど前から、悪くなったり安定したりの病状でしたが、3月25日、そのほほえみに隠れた苦しみから解放され、御父の元に返っていきました。
通夜での献花
葬儀ミサ
葬儀ミサ
今は天国から、そのほほえみで、やさしくシスターたちを見守ってくれていることでしょう。