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女子パウロ会ニュース
ローマの修道会本部で「使徒的神秘性」のセミナー開催
2016.05.14
去る4月29日から5月9日まで、ローマの総本部のカーザ・サンパウロ(聖パウロの家)で、「使徒的神秘性を深めるセミナー」が開催され、世界31の統治区から51名のシスターたちが参加しました。
セミナー参加者
「使徒的神秘性を深めるセミナー」のロゴマーク | アジア地域から参加したシスターたち |
一日目は、聖パウロ修道会の総長ヴァルディル・ジョゼ・デ・カストロ神父様の主司式で、セミナー開始のミサがささげられました。ヴァルディル神父様は、「今のデジタル・コミュニケーションの世界の中で、イエスを人々に与えるために、使徒的神秘性を深めることは、とても大切です。聖パウロ女子修道会のため、そしてパウロ家族のために、実り豊かなセミナーとなりますようにお祈りしています」と言われました。
国旗を持って入堂 | 祭壇前に飾られた国旗 |
その後、聖パウロ女子修道会総長Sr.アンナ・マリア・パレンツアンによる導入があり、総顧問のSr.アンナ・カイアッツアが、セミナーを進めていくための方法論を説明され、セミナーに入りました。まず、参加者は自己紹介をしながら、「わたしにとって、『使徒的神秘性』とは何か」を短いことばで分かち合いました。セミナーは、講話を聞き、祈りと内省のうちに深め、グループで作業という日が続きました。
最後の2日間は、パウロ家族の霊性の特徴である「4つの車輪」、「統合の模範、モデルとしての使徒の女王マリア」をテーマとした講話を聞き、祈りのうちに内容を深めました。
会場の様子 | 方法論を説明するSr.アンナ・カイアッツア |
リクレーションで民族衣装を着た参加者 | 各国の出し物 |
最終日は、「主のご昇天の祝日」であり、イタリアでは「第50回世界広報の日」を記念しました。主が弟子たちに宣教の使命を託し、御父のもとに昇られるという豊かな典礼を祝って、セミナーを終えました。セミナーでいただいた恵み、光をたずさえて、それぞれの統治区に戻りました。国や文化を超えて、共にパウロ的召命をいただいたことを感謝し、みことばとご聖体に養われて、今という歴史の中で、命をコミュニケーションすることができますようにと願いつつ、10日間の歩みを終えました。
参加者は、世界中の姉妹たち、特に年配の姉妹たち、病のうちに祈りをささげてくださった姉妹たちに感謝していました。各国に帰ったシスターたちは、セミナーの実りを会員たちに伝えます。