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祈りのひととき

地球環境の日のための祈り

6月5日は、地球村に住むすべての人々、とくに正義と平和の福音を生きようとする私たちにとって重要な日です。
国際総長会JPIC委員会の2009年6月5日の「地球環境の日の祈り」をご紹介します。

この祈りは、祝い、嘆き、応えの3つの動きから構成されています。それぞれの場所で、適当な音楽、動作、劇、スペースなどをお考えください。聖書の箇所選び、一つひとつの動きを3日にわけて祈ることもできます。

場所:観る、触れる、聴くことを通して、回心を促されるような場所を祈りのために選んでください。近くに地球環境が傷めつけられているような場所がありますか?

始めの歌
祈り

恵みの神よ、私たちは、今日ここに、地球環境の日を、世界中の人々とともに覚えるために集まりました。

あなたは、私たちが祈りと行動によって、気候変動の被害を受けている人々と連帯するように招かれます。

地球が、私たちにとって唯一のホームである続けるために、私たちは、いのちあるすべてを尊重し、大切にすること、地球における私たちの立場を謙遜に受けとめ、すべての生態系を守り、活かすために行動し、すべての人のために持続可能な開発をもたらす努力しなければならないことを理解しています。

私たちの心を変えてください。永遠にあなたが支配されるあなたのみ国への熱い望みを与えてください。あなたのみ名によって。アーメン

最初の動き  祝う

地球 (植物、動物のいのち)
   創世記1:9-12, 24-25; ヨブ 12:7-10; 民数記 35:33-34
答え:神はそれを良しとされた (歌うこともできる)

火 (太陽、月、光)
   創世記.1:3,14-19; 使徒行録 2:1-4; ヘブライ人への手紙. 12:29; 出エジプト 3:1-6; 13:18,21-22
答え:神はそれを良しとされた

風(いのち、霊、息)
   エゼキエル 37:5; 詩篇 104:3-4; 使徒行録 2:1-4
答え:神はそれを良しとされた

水(海、川、海に生きるすべてのもの)
   創生記 1:9, 20-23; イザヤ 44:3a; 55:1; 列王紀 2 5:14; 黙示 22:1-3
答え:神はそれを良しとされた

人のいのち(女と男)
   創生記 1:27; 2:7, 18, 21-22;
答え:神はそれを良しとされた

沈黙・わかちあい・答唱詩篇  19:1-7 または104 、148

第二の動き  嘆き*1

み言葉:民数記 35:33-34; Isa. 24:4-6; エゼキエル 34:1-22 (or 17-18);
ローマ人への手紙  8:22

それぞれの嘆き(聖書の箇所)のあと「主よ、あわれみたまえ」を歌う

- 私たちは、再生不能のエネルギーへの依存を続けています。 公共の交通機関よりも自家用車を使い、CO2排出を減らすよりも増やしているのです。
- 地球人口の2分の3が水不足に苦しんでいるのに、水を商品とし買い続け、消費しています。
- 森林を破壊し、守るために適当な手段をとることを怠っています。
- いのち、食糧、健康の源である熱帯雨林とサンゴ礁は、人間によって危機にさらされています。
- 地球温暖化に拍車をかけ、氷河は溶け、多くのいのちが危機に瀕しています。旱魃と洪水は、数億の人々の食糧の安全を脅かします。
- 地球温暖化によって、海水と気温が上昇し、海水の水位があがることによって、島々と住民が絶滅する危険に直面しています。
- 洪水、旱魃、食糧不足による難民や移民を暖かく迎えることをせず、私たちは生活態度を改めようとしないのです。 - (各グループが、加えることができる)

沈黙 祈り:

あわれみの神よ、傷ついた心、望み、恐れ、過ちをもって、あなたの前にいる私たちの祈りをお聞き入れください。
傷を癒し、望みを励まし、恐れを慰め、あやまちをお赦しください。
私たちのうちにおられる聖霊によって、あなたのおん子イエス・キリストによって現わされた福音の光、希望、約束にとどまる力を与えてください。主キリストによって、アーメン

第三の動き  応える

地球憲章*2

私たち、私(名前)今、自分たちの未来を選択しなければならないという、地球の歴史 上重大な転換点にさしかかっています。
世界がますます相互依存を強め、他からの影響を受けやすくなるにつれて、未来には大きな希望と同時に、大きな危機が存在しています。

私たちが未来に向かって前進するためには、自分たちが、素晴らしい多様性に満ちた文化や生物種と共存する、ひとつの人類家族であり、地球共同体の一員であるということを認識しなければなりません。
自然への愛、人権、経済的公正、平和の文化の上に築かれる持続可能な地球社会を生み出すことに、私たちはこぞって参加しなければならないのです。
そのためには、地球上で生をいとなむ人間として、私達は互いに、より大きな生命の共同体に、そして未来世代に対して、責任を負うことを明らかにすることが必要不可欠です。

この地球憲章前文の各節を、一人称あるいは共同体として、祈りましょう。
   ― 私は今、自分たちの未来を・・・
   ― 私たち(修道会、学校など)

沈黙 わかちあい

み言葉 (地球憲章の前文を深めるため)

すべてのいのちへの崇敬、賛嘆:

選ぶこと: 申命記 30:19; 黙示 3:14-15; ヨハネ 10:10b

すべてのつながり: I コリント  12

約束 ビジョン 黙示. 21:1a, 5a; イザヤ 65:17a

共通善の責任と行動: ミレニアム開発目標(MDG)

  MDG 7    環境の持続可能性.

  MDG 8    開発のためのグローバル・パートナーシップ.

  国連環境計画 「地球のために植えよう:10億本植樹キャンペーン」
  http://www.unep.org/billiontreecampaign/

- 終わりの祈り: 「この望みを実現するために、私たちは地球共同体と地域共同体と一致して、普遍的な責任を担って生きることを決意しなければなりません。私たちは、様々な国に生活する市民であると同時に、ローカルとグローバルがつながっている世界に生きています。 一人ひとりが、人類家族の現在と未来、そしてすべての生命への責任をわかちあっているのです。 存在の神秘を尊び、いのちの恵みを感謝し、自然界における人間の立場を謙遜に受けとめるとき、人間の連帯とすべての生命との絆が深まります。」(地球憲章)慈しみ深い神は賛美されますように。あなたの恵みを喜び、あやまちの赦しを願い、正しく生きるために 肉の心を与えてくださいますように。私たちともに生きるあなたのおん子イエスによって。アーメン


*1
For information and data about climate change see “Earth Community” JPIC Commission of USG/UISG, 2009. http://jpicformation.wikispaces.com/EN_creation
*2
For the full text and other ideas go to www.earthcharter.org

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