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山本襄治神父のロザリオの祈り

一日に一環を唱えるときは、下記のように提案されています。
   喜びの神秘:月曜日、土曜日
   苦しみの神秘:火曜日、金曜日
   栄えの神秘:日曜日、水曜日
   光の神秘:木曜日
      (教皇ヨハネ・パウロ2世回勅『おとめマリアのロザリオ』参照)

● 黙想文:山本襄治神父(イエズス会司祭)のプロフィール

● ロザリオの祈りの唱えは、こちらをご覧ください。

●喜びの神秘   ●光の神秘   ●苦しみの神秘   ●栄えの神秘

喜びの神秘

ロザリオの祈り「喜びの神秘」を、ご一緒に唱えましょう。

+父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。


 ロザリオの祈りは、まず、マリアと一緒に救いの神秘を思いめぐらすことから始まります。その神秘が少しでもよく分かるように、マリアに教えを請うのです。そのうちに、自分や他人に必要な恵みに気がつきます。今度は、その恵みが与えられるように、マリアの取り次ぎによって祈るのです。マリアは母として、いつも救いの実現のためにキリストとともに働かれます。知らず知らず、わたしたちもその協力の中に入って行くのです。

使徒信条  主の祈り  アヴェ・マリアの祈り(3回)  栄唱

第1の神秘 お告げ

ルカ1章26~38節
 天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を生むが、その子をイエスと名付けなさい。」

黙想:
 神はおん子を救い主として遣わすにあたって、マリアが母親になるようにと、協力をお求めになりました。驚いたマリアに天使は親切に説明しました。これは神のみわざです、「神にできないことは何一つありません。」確かに神のみわざなのだと分かりました。神がお望みならば、拒むことはできません。マリアは「はい」と答えました。神はわたしたちにも、時々協力をお求めになります。そのときはマリアのように答えましょう。

主の祈り   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱


第2の神秘 ご訪問

ルカ1章39~56節
 マリアは、急いで山里に向かい、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。マリアは、三か月ほどエリザベトのところに滞在した。

黙想:
 年をとった親戚エリザベトが子どもを授かりました。ともに祝い、必要な手伝いをしようと、マリアはすぐに出発しました。およそ100キロの旅です。喜ぶ人とともに喜び、悲しむ人を慰め、困った人には救いの手を差し伸べる。イエスのように、マリアも、仕えられるためではなく、仕えるためにおられるのです。そんな心をわたしたちにも与えてください。

主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)


第3の神秘 ご降誕

ルカ2章1~21節
 皇帝から全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。

黙想:
 やっとの思いで着いたベツレヘムでは、宿屋に場所がありませんでした。でも、そんなことでくじけることはありません。布にくるまれて、飼い葉桶に寝かされたイエスと、救い主の誕生を、天使たちが知らせ、羊飼いたちがそれを聞いて拝みに来ました。星を見て「王」の誕生を知った東の国の博士たちは、星に導かれてお祝いの品を持って訪ねて来ました。わたしたちも、救いの呼びかけを聞き漏らしたり、時のしるしを見逃したりしないように、お恵みを願いましょう。

主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)


第4の神秘 ご奉献

ルカ2章22~38節
 モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。

黙想:
 律法の掟に従って、イエスは神殿にささげられました。救い主という、神の最高の賜物をいただいたことへの感謝です。イエスを神におささげしたマリアとヨセフ、まだものの言えない幼子イエスの3人は、心の中で、「み旨を行うために来ました」と静かに唱えておられたに違いありません。年の初めや月の初めなどに、わたしたちも同じような心で自分を神にささげましょう。

主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)


第5の神秘 神殿での少年イエス

ルカ2章41~52節
 両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になったときも、都に上った。祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。

黙想:
 大切にしていたイエスが3日間も行方不明になりました。いつもはヨセフかマリアのどちらかと必ず一緒に行動していたイエスなのに。考えてみれば、神の子が、いつも一緒にいてくださることは当然のことではないのです。いつもいただいているお恵みに慣れっこにならないように気をつけましょう。そして、いつもイエスが喜んで一緒にいてくださるように、毎日の生活を整えましょう。

主の祈り(1回)   アヴェ・マリアの祈り(10回)   栄唱(1回)

●光の神秘   ●苦しみの神秘   ●栄えの神秘


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