アレオパゴスの祈り
アレオパゴスの祈り 2017年10月 7日
カトリック教会では10月をロザリオの月としてささげ、聖母マリアの取り次ぎを求めて祈ります。ロザリオの祈りは、キリストの生涯における喜び、苦しみ、光、栄えの4つの神秘を黙想しながら、主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、栄唱を唱えます。それぞれの神秘を黙想しながら祈ることは、わたしたち、個人の人生の歩み、わたしたちが日常の中で体験する喜び、苦しみをとおして、神様から恵みとしていただく光を重ね合わせて祈ることでもあります。15世紀のドミニコ会士、福者アランは、マリアのご出現を受け、「ロザリオの祈りを熱心に唱える全ての人に、特別な保護と大いなる恵みを約束します」ということばを受けたと言われています。今日は栄えの神秘を黙想しながら、マリアとともに御父のいつくしみをたたえて祈りましょう。
わたしたち一人ひとりが心に抱いている意向、祈りを必要としている人々を父である神の御手にゆだねて、しばらく思い起こしましょう。
(沈黙)
世界で苦しんでいる人々のため、また祈りを依頼された人々、わたしたち自身の必要のためにも、聖母の取り次ぎを願って祈りましょう。
第1の神秘 主のご復活を黙想しましょう。
『カトリック聖歌集』No.373、1番
主の祈り(1回)、アヴェ・マリアの祈り(10回)、栄唱(1回)第2の神秘 主のご昇天を黙想しましょう。
『カトリック聖歌集』No.373、2番
主の祈り(1回)、アヴェ・マリアの祈り(10回)、栄唱(1回)第3の神秘 聖霊降臨を黙想しましょう。
『カトリック聖歌集』No.373、3番
主の祈り(1回)、アヴェ・マリアの祈り(10回)、栄唱(1回)第4の神秘 聖母の被昇天を黙想しましょう。
『カトリック聖歌集』No.373、4番
主の祈り(1回)、アヴェ・マリアの祈り(10回)、栄唱(1回)第5の神秘 聖母の戴冠を黙想しましょう。
『カトリック聖歌集』No.373、5番
主の祈り(1回)、アヴェ・マリアの祈り(10回)、栄唱(1回)祈りの前にわたしたちがささげた意向を、沈黙のうちに思い起こしましょう。
(沈黙)
祈りましょう。
いつくしみ深い神よ、 わたしたちに、 絶えず心とからだの健康をお与えください。 聖母マリアの取り次ぎを願う私たちが、 この世の悲しみを乗り越え、 永遠の喜びを目ざして歩むことができますようにわたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。
これで今晩の「アレオパゴスの祈り」を終わります。
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