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使徒言行録 16章37節

ところが、パウロは下役たちに言った。
「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いや、それはいけない。高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」


使徒言行録 22章25-29節

パウロを鞭で打つため、その両手を広げて縛ると、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。
「ローマ帝国の市民権を持つ者を、裁判にかけずに鞭で打ってもよいのですか。」
これを聞いた百人隊長は、千人隊長のところへ行って報告した。
「どうなさいますか。あの男はローマ帝国の市民です。」
千人隊長はパウロのところへ来て言った。
「あなたはローマ帝国の市民なのか。わたしに言いなさい。」
パウロは、「そうです」と言った。
千人隊長が、「わたしは、多額の金を出してこの市民権を得たのだ」と言うと、パウロは、「わたしは生まれながらローマ帝国の市民です」と言った。
そこで、パウロを取り調べようとしていた者たちは、直ちに手を引き、千人隊長もパウロがローマ帝国の市民であること、そして、彼を縛ってしまったことを知って恐ろしくなった。


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